土の器

宮本牧師のブログ

ことば

心を乱さず

昨日の祈祷会で、祈りについてこんなお勧めがありました。 絶えず祈るの「絶えず」とは、しつこい咳で苦しむ人を表現する言葉でもあって、いつも喉や胸の辺りに咳が出そうな感覚を覚えている状態だというのです。その人がいつも咳を意識し緊張しているように…

毎日がペンテコステ

ペンテコステには教会員が一丸となってその祝福を求めるでしょう。 しかし、キリストの教会にとって、ペンテコステは毎日のものでなければなりません。 毎日がペンテコステでなければなりません。 昨日の聖会の司会で語られたアンドリュー・マーレーの言葉で…

古い手帳

いつの間にか、1年の間の手あかのついた古い手帳を閉じる日が来てしまった。 ゴマ粒のように小さく書かれた1年のスケジュールは、私の人生の歩みであり、人生を映し出す鏡である。泣いたり笑ったり、旅行したり運動したり、文章を書いたり人に会ったり、メッ…

中心

ある本を読み返していて、ハッとさせられた言葉です。 もし人生の中心に神を据えるなら、すべてのものがしかるべき位置に収まります。 しかし、中心となるべきお方を失うと、すべてがばらばらになりはじめます。 今あなたの中心に何が置かれているでしょうか…

My life is my message

昨日の話の続きですが、Facebookに「秋田はクリスチャン人口比が高いという」コメントが付いていました。 以前、Aさんから「米国宣教師婦人が見た一世紀前の秋田」という冊子をお借りして読んだことがあります。 日本が開国に向かう時代、ガルストという宣教…

教えられやすい人

月曜日から宣教センターの集まりで岡山に行っていました。 相談事や意見交換だけで終わってしまいがちな集まりですが、 毎回泊まりで集まり、学びの時間を与えていただき感謝です。 今回も多くの学びや気づきが与えられましたが、 一つ一つ真面目に取り組ん…

専念

宣教センターの集まりで岡山に来ています。 わかちあいの時間、今回も自戒を込めて使徒言行録の6章4節をシェアさせていただきました。 6:4 わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。 専念とはギリシャ語の「プロスカルテレオー」という言葉…

ガッツポーズ

今月の4日で103歳になられた日野原重明先生の言葉です。 満103歳で現役の医師なんて、日本で、いや世界でも、聞いたことがないぞ……。最近はそんなことを思い、大好きなマルチン・ブーバーの言葉が頭に浮かびます。「創(はじ)めることを忘れない限り…

ひかえめに

書きつくさないで ひかえめに 言いつくさないで ひかえめに 聞きつくさないで ひかえめに ほめつくさないで ひかえめに 責めつくさないで ひかえめに 怒りつくさないで ひかえめに 喜びつくさないで ひかえめに 教えつくさないで ひかえめに 与えつくさない…

上中下

言われてもしないのは 下の下 言われてするのは 下 黙っていてもするのは 中 気づかなくてもするのは 上 そっとして気づかせないのは 上の上 眠っている赤ちゃんの おむつをかえる お母さんのように −−−詩・河野 進 河野先生の詩は、お説教ではなく、平易な…

28時間45分

今日は体育の日ですね。 ゾーエ・コブロウィッツさんは、2007年11月5日、ニューヨークシティマラソンを完走しました。優勝タイム(男性が2時間9分4秒、女性が2時間23分)と比べると、ずいぶん遅いゴールでした。彼女のタイムは、28時間45分。30年前に、彼女…

星がある

京都の聖会で「星がある」というユダヤの歌を聞きました。 その星自体が すでに消滅した後に はじめて地球に その光が届く星がある その存在が なくなってはじめて その記憶が 人々を照らすような人がある まさにそのような光が 夜の暗闇を照らし 人の道を照…

余分なもの

今日は敬老の日ですね。 敬老の日は、1947年に兵庫県の小さな村で制定された「としよりの日」に由来しているとか。 お年寄りに対する尊敬の気持ちを大切にし、長寿を祝うことは聖書の教えでもあります。 主なる神よ 今日までの旅路を導いてくださいましたこ…

感謝

詩編136編。 恵み深い主に感謝せよ。 慈しみはとこしえに。 神の中の神に感謝せよ。 慈しみはとこしえに。 主の中の主に感謝せよ。 慈しみはとこしえに。 宣教ボランティアも感謝のうちに無事終了。 最高にすばらしいチームで、今年もボランティアの働きがで…

変わるんですよ

あのね、あなたとこうして話をしていて、それで気がついたんだけど、僕もずいぶん変化しているんですよ。ついこのあいだサイトウ・キネンとニューヨークに行って、カーネギーホールでブラームスの一番と、ベルリオーズの『幻想交響曲』と、それからブリテン…

シナリオ

自分勝手に、自分の将来を決めてしまわないでください。 こんな未来しか待っていないなどと、わかったような顔をしないでください。 神の書かれるシナリオと、あなたの書かれるシナリオとは異なるのです。 ---「明日のあなたへ」三浦綾子 Jesusは、私の人生…

あるある

夫婦の会話。 三浦は、私が何かを紛失しても 「あるある、地球の上にあるよ」と笑うのだ。 私はこの言葉に、実の話、ひどく心を打たれるのである。 こうしたユーモラスな言葉を、三浦はよくい言うのだが、 これがどれほど家庭を明るくし、二人の間を円満にし…

それでも明日は来る

今日は三浦綾子さんの言葉です。 そうした中にあって、私が絶望しないで生きてくることができたのは、 「それでも明日は来る」という希望があったからだ。 それがどんな明日であるかはわからぬにしても、 とにかく神が私に与えてくださる明日なのだ。 そう思…

かぜのでんわ

今日の中日春秋から。 やまのうえに 1だいのでんわが おいてありました。だれがおいたのか わかりません。でんわせんは つながっていませんが、いつも ぴかぴかにみがかれています… 絵本作家いもとようこさんの新作『かぜのでんわ』(金の星社)は、不思議…

感謝欠乏症

朝鮮日報新聞の論説委員であったイ・ギュテは、彼の文章のなかで、韓国人が持っている共通の病は「感謝欠乏症」であると言った。 店で品物を購入した後、出て行く客に向かって「ありがとうございます」と言う代わりに「またお越しください」という自己中心的…

ストーブ

旭川の話を引っ張りますが、滞在中に三浦綾子記念文学館を尋ねました。所せまして掲げられている三浦さんの言葉の前に、ひとつひとつ立ち止まり、彼女の信仰に触れる思いでした。今年はあの「氷点」が世に出て50年になるそうで、良いめぐりあわせでした。 記…

天の国は一体どんなであろう

三浦は常々私に言う。 「この地球上の限られた場においてさえ、こんなに驚くべきものに囲まれている。 天の国は一体どんなであろう」と。---「風はいずこ」より ある時、三浦ご夫妻は、旭川空港の向かい側の丘に、「あの丘の上に何があるのか、行ってみたい…

感謝の灯

矢のように過ぎ去っていく歳月の中 辛いことが増えていき 状況が良くなる兆しがまったく見えないとき 私の心明るくする灯を一つ点けよう。 感謝の灯を! (一生感謝) 今日から2月。感謝の灯を点しつつ毎日をていねいに過ごしたいと思います。 明日は2月のオ…

不器量

感謝する(Thank)ということばは、考える(Think)ということばを語源とする。考えを変えさえすれば、感謝できないものはない。1969年、イスラエルの首相となったゴルダ・メイア女史は、自叙伝で次のような告白をしている。 私は自分の顔が美しくないことを…

泥かぶら

お化粧に余念のない学生たちに言うことがあります。 「きれいになるのも結構。 きれいにあるためには、化粧品にしてもエステに通うにしてもお金が必要。 皆さんは、きれいさとともに、美しさを育ててゆく人であってほしい。」 美しくなるためには、お金は不…

幸運と不運

難破して漂流の末に無人島にたどりついたロビンソン・クルーソーは、毎日の生活をノートに記録した。 私が寂しい島に打ち上げられたことは不運だったが、海で溺れて死ななかったことは幸運なことであった。 私が人間社会から追放されたことは不運だったが、…

オールウェザーの感謝

以前は、農業は雨が十分に降れば上手くいき、降らなければ上手くいかなかった。しかし、最近では技術の発達により、1年中食べたい果物や野菜が食べられるようになった。このように、気候にまったく制限されず、1年中行われる農業をオールウェザー農業という。…

最初で唯一で最後

江戸時代、堺の町に吉兵衛という人がいました。商売も繁盛していたのですが、妻が寝たきりの病人になってしまいました。使用人もいたのにもかかわらず、吉兵衛は、妻の下の世話を他人には任せず、忙しい仕事の合間を縫って、してやっていました。周囲の人々…

感動的な感謝

「歌は、歌うまで歌ではなく 鐘は、鳴るまで鐘ではなく、 愛は、表現するまで愛ではなく、 祝福は、感謝するまで祝福ではない」 神様に、「感謝します」と表現しなければならない。 人間は、時間と空間の中で言語を持って生きているため、 神様に「感謝しま…

リトルに聞く

今日は成人の日、新成人のみなさん、ご成人、おめでとうございます。 今日は今朝の中日春秋から。昨日の礼拝説教のイントロでも使った本田選手のあの言葉です。 さすが、超一流のスポーツ選手は、プレーだけでなく、言葉でもしびれさせてくれる。イタリアの…