土の器

宮本牧師のブログ

ストーブ

旭川の話を引っ張りますが、滞在中に三浦綾子記念文学館を尋ねました。所せまして掲げられている三浦さんの言葉の前に、ひとつひとつ立ち止まり、彼女の信仰に触れる思いでした。今年はあの「氷点」が世に出て50年になるそうで、良いめぐりあわせでした。 記念文学館では、折々に企画展が持たれているようですが、今は「感激なきところに人生なし」というテーマで西村久蔵の生涯が貴重な資料とともに紹介されていました。西村久蔵さんは、伝記小説「愛の鬼才」の主人公です。教会では、30年前の愛のリバイバルで用いられた「愛の狂人」というメッセージを学んでいますが、どこか共通するものを感じ、興味深く展示を拝見しました。そこで見つけた三浦さんの言葉です。 「クリスチャンという者はね、ストーブのような存在でなければならないよ。 ストーブは暖かくて、みんな傍らによって来たくなるでしょう」と 先生はよくそう言われたが、確かに先生はそのような存在であった。 今週も大切なことを大切に。そして、ストーブのように…。