土の器

宮本牧師のブログ

ことば

感謝村

昔、隣り合わせの2つの村があった。一つの村は「感謝村」と言い、もう一つは「不平村」と言った。不平村の人たちは1年中、何についても不平と不満ばかり言っていた。春は黄砂でほこりが多いと不平を言い、夏は暑くて蚊が多いと 文句を言い、秋には落ち葉が…

あかべこ

教会の玄関に星野富弘さんの詩画を飾っていて、季節毎に絵を差し替えています。 今月は花では亡く、福島の民芸品のあかべこの絵で、こんな詩が書かれています。 土曜日のブログでも紹介したものです。 これからも ずっと首をふり続けるのなら 縦にふる日の方…

祝福は、感謝するまで祝福ではない

歌は、歌うまで歌ではなく、 鐘は、鳴るまで鐘ではなく、 愛は、表現するまで愛ではなく、 祝福は、感謝するまで祝福ではない。 2013年も今日で終わりです。たくさんの祝福をいただきましたか? では感謝しましょう。もっともっと感謝しましょう。 いつもブ…

マンデラの感謝

ネルソン・マンデラは、世界のトップの中で監獄に一番長くいた人である。黒人として、全世界の尊敬を受けた、南アフリカ共和国の大統領マンデラは、白人政府によって27年間監獄生活を強いられた。彼が出獄するとき、人々は彼が弱り果てた姿で出て来るだろう…

エジソンの感謝

エジソンは少年時代、汽車の中で新聞を売りながら、列車の片隅で実験をしていたという。ところがある日、揺れ動く汽車の中で化学薬品がこぼれ、火が付いてしまった。騒動になり、怒った乗務員がエジソンを汽車から突き落とし、そのときの衝撃で鼓膜が破れて…

変わるんです。

作家の村上春樹さんと指揮者の小澤征爾さんの対談集から。小澤さんの言葉。 僕くらいの歳になってもね、やはり変わるんです。それもね、実際の経験を通して変わって行きます。それがひょっとしたら、指揮者という職業のひとつの特徴かもしれないね。つまり現…

紅葉

木々の紅葉をみましたか 百舌(もず)の声を聞きましたか 美しい美しい秋を 創られた父なる御神を 喜び讃えていますか 赤いりんごを食べましたか 栗の実を拾いましたか 美しい美しい秋を 創られた父なる御神を 喜び讃えていますか 主の御名を呼びましたか 主…

希望

やなせたかし詩画集「希望」 漫画家のやなせたかしさんが94歳で亡くなられました。 代表作のアンパンマンは、世代を超えて愛され、私たちに勇気と希望を与えてくれました。 東京新聞の追悼記事によると「ダンディーで信仰あついクリスチャンであった」と報じ…

あの高い所に着くように

あの高い所に着くように急ごう。 あそこには福音の真の古巣がある。 あの山の上では空気はもっと澄んでいるし 人々はもっと神に近くいる。 ---真の智に至るまで 霊的成熟は、瞬間的に、また自動的に起こるものではありません。 成熟するには一生を要します。…

弱い手で、強い手を

自分の性格、立場、経験を考えるとき、イエスに似ていくこと、絶えず主の栄光を映す鏡として変わっていくことは不可能だと思っていませんか。聖化は私たちにはできません。万物をご自分に従わせることのできる主だけが可能なことなのです。私たちがすべきこ…

見過ごさないように

・・・ある人がこうささやきました。 「神さま、わたしに語ってください。」すると、マキバドリが歌いました。 でも、その人には聞こえませんでした。 その人は叫びました。 「神さま、わたしに語ってください!」すると空に雷がとどろきました。 でも、その人…

なんのために生きるのか

アンパンマンの作者、やなせたかしさんの言葉です。 行軍したり、 泥だらけになってはい回ったりするのは、 一晩寝ればなんとかなる。 ところが、飢えはどうしても我慢できない 食べられないというのは、 ものすごくきついですよ。 飢えれば人肉だって食べよ…

愛を以てこれを貫く

「現代語で読む新島襄」、1886年(明治19年)5月30日、仙台にある教会で語られた説教の草案から。 「キリスト教とは何か」と人から尋ねられたら、「愛を以てこれを貫く」と答えたい。 かつてキリストは「山上の説教」で「右の頬を打たれたら左をも差し出せ、…

あなたに出会えますように

今日から10月、実りの季節ですね。 今日もハマーショルドの話題です。国連の第2代事務総長を務めたダグ・ハマーショルド氏はスエズ動乱(1956年)に国連軍を派遣し、平和維持機構をつくり、1957年に再選され、コンゴ独立後の紛争解決に努めましたが、1961年…

人生 それは出会いの場

スウェーデンの政治家で元国連事務総長であったダグ・ハマーショルドと、ユダヤ人の哲学者であるマルチン・ブーバーとのエピソード。 ハマーショルド氏の言葉。「わたしは、どのような人が人類に積極的に奉仕し、自己の主体性と一致して生きることができるか…

もったいなくて

河野進先生の詩です。 愛されるために 生かされている ありがたくて ありがたくて 愛されるために 生かされている もったいなくて もったいなくて 「ぞうきん」河野進

大きな木

この夏、聖イエス会の創立者である大槻先生ご夫妻の墓参をする機会を得た。 いつ訪れても変わらないのどかな風景。帰るべき故郷はここだと聖イエス会のDNAが反応する。 イスラエルの友人が恩師とそれに続く者たちを祝福して話されたユダヤの物語がある。 …

また会いたい

アンコール合唱団のコンサートの感想から、一部を紹介します。 とても美しい歌声でした。涙が出ました。(20代女性) 小学生の子どもたちと聞きに来る機会に恵まれたことを感謝しています。(40代女性) アンコール合唱団の生の歌声を聞くことができて感謝で…

優しさに包まれ

今日で東日本大震災から2年半が経ちました。 アンコール合唱団の指揮者のダフナさんからのメッセージの一部を紹介します。 今回で三度目の日本訪問となります。アンコール合唱団の少女たちは本当に興奮しています。少女たちの間では、日本訪問が伝説になっ…

嬉しかったこと

アンコール合唱団の運営スタッフ、いわゆる裏方を、今回は教区の先生方をはじめ、名古屋教会の聖歌隊と役員さんにお願いしました。みなさんが喜びをもって働いていてくださる姿に感動しました。そのなかに、この夏、イエス様を信じ、心に迎えた二人の中学生…

ありがとう!

アンコール合唱団の日本ツアー、名古屋公演が昨日無事に終わりました。 あいにくの天気であったにもかかわらず、たくさんの方にお越しいただき、感謝でした。 今回、縁あって、私たちの教会でコンサートの窓口と合唱団を迎えるという大役を引き受けさせてい…

誕生日の祈り

今年も誕生日を迎えることができました。 主に感謝、両親に感謝、お世話になったみなさんに感謝、今もお世話になっているみんさんに感謝、 毎日ブログを読んでくださるみなさんに感謝、そして家内と子どもたちに感謝。 神さま、今日誕生日を迎えることができ…

自分の仕事を忠実に

今年はキング牧師が演説で「I have a dream (私には夢がある)」と語って50年目にあたります。 そのキング牧師が暗殺される半年ほど前に、フィラデルフィアで、中学生に次のように話しています。 もしあなたが道路を掃除する仕事に召されたのなら、 ミケラ…

愛をもって語る

「たとい、私が人の異言や、御使いの異言で話しても、愛がないなら、やかましいどらや、うるさいシンバルと同じです。」(?コリント13の1) 神にとっては、愛のない言葉はただの「騒音」にすぎません。私たちはしばしば、聴衆を沸かせるトークや、聞き手…

聖書にそう書いてあんべ

昨日の「八重の桜」をご覧になりましたか? 同志社設立に向けて動き出した新島襄と八重が出会い、「主われを愛す」を歌っていましたね。 Yes, Jesus loves me. The Bible tells me so. 神様は愛してるって 聖書にそう書いてあんべ。 これからが楽しみですね。…

たくさん

河野進先生の詩集から。 空気 お母さんは きれいな空気のように やさしい愛を 一日じゅう注いでいる こどもは あたたかい空気のように うれしい愛を 一日じゅう吸っている どちらも気がつかず たくさん 一番たくさん呼んでくれた お母さん 一番たくさん呼ん…

考え、記憶、感謝

今日は志摩市にあるテベリヤ教会の礼拝。途中、電車が止まっていて、名古屋駅で全力疾走、ギリギリで近鉄の特急に飛び乗りました。でも間に合って感謝。いま車中で「感謝が習慣になる21日」という本を読みながら、このブログを書いています。帯に「たまごが…

香り

今年も教会のアンネのバラが咲き始めています。 週末にかけて見頃になると思います。ぜひ見に来てください。 今日は河野進先生の詩をひとつ紹介します。 みどりごには母乳の香り 学者にはほんの香り 医師には薬の香り 百姓には土の香り 漁師には海の香り 大…

四月一日

今朝は中日新聞から。 「四月一日」と書いて「わたぬき」と読む珍しい姓がある。由来は江戸時代にさかのぼる。公家や武家社会では、わずらわしい更衣(衣替え)のしきたりが厳格に守られていた。庶民の間にもそれなりの習慣があり、そこから外れることは恥だ…

それでは愛ではなくなってしまう。

「Above All」、文字通りに訳せば「すべての上に(すべてにまさる)」。 その内容はすべてにまさるお方が、すべてにまさる愛で私たちを愛してくださったということ。 この曲を聴きながら、今日はマックス・ルケードの文章を味わってください。 神は丘を見渡…