それでは愛ではなくなってしまう。
「Above All」、文字通りに訳せば「すべての上に(すべてにまさる)」。
その内容はすべてにまさるお方が、すべてにまさる愛で私たちを愛してくださったということ。
この曲を聴きながら、今日はマックス・ルケードの文章を味わってください。
神は丘を見渡された。神の目にはすでに、この後に続く場面が映っていた。
三本の十字架につけられた三つの人影。両腕を広げ、頭を垂れている。
うめき声が風の音に混ざって聞こえる。
十字架のそばには、兵士の服に身をくるんだ男たちが地面に座っている。
丘のふもとには、悲しみに包まれた女たちが身を寄せ合っている。
涙で顔を濡らしながら・・・。
天のすべてが戦わんとして立ち上がる。自然のすべてが救わんとして奮い立つ。
すべての永遠なるものが、守らんとして体制を整える。
それでも神は、なんの命令もくだそうとはなさらなかった。
「これは、なさなければならないことなのだ」とおっしゃって退かれる。
御使いが再び、口を開いた。
「では、せめて痛みを少なくするだけでも。」
創造主は、柔らかにそれをさえぎって言われた。
「だが、それでは愛ではなくなってしまう。」
明日はイースター。すべてにまさる愛を貫かれた生ける神を共に賛美しましょう。
イースター礼拝は、朝10時半スタート。丘の上の教会でお会いしましょう。