土の器

宮本牧師のブログ

天の国は一体どんなであろう

三浦は常々私に言う。 「この地球上の限られた場においてさえ、こんなに驚くべきものに囲まれている。 天の国は一体どんなであろう」と。---「風はいずこ」より ある時、三浦ご夫妻は、旭川空港の向かい側の丘に、「あの丘の上に何があるのか、行ってみたい」と車で行ってみました。国道から眺める限り、何の変哲もない光景に見えました。ところが実際に、その丘に行ってみて、ご夫妻は、余りの美しさに思わず息を飲みました。丘は広く、遠く、馬鈴薯畑があり、小麦畑、ビート畑、落葉末の並木、ポプラの木立、そして十勝丘連峰、大雪山系の一大パノラマ。ご夫妻は、旭川のすぐ近くに、このような感動的な景色があることに驚き、以来幾度もこの丘にタクシーで出かけられたと聞いています。 この丘は、いまではすっかり有名になった美瑛のパッチワークの丘で、私も旭川に赴任してから、多くの方々を、この丘に案内して大変喜んでいただきました。道内外から、この丘を訪れる旅行者は、この丘の美しさと迫力に圧倒されるようです。しかも四季折々の丘の景色には独特の味わいがあります。 確かに、この地球上で、これほどの美しさであれば、天国は、想像でき得ないような美しさであろうと思います。 ---込堂一博著「三浦綾子100の希望」 写真は美瑛の丘で撮った「親子の木」です。突然、夕陽が現れ、とても幻想的でした。 30年前の2月13日のことでした。突然天が開かれ、私たちの教会は霊的なブレイクスルーを経験しました。 あの時、私も思いました。 「この地球上の限られた場においてさえ、こんなに驚くべきものに囲まれている。 天の国は一体どんなであろう」と。 明日は名古屋でも記念の礼拝を持たせていただきます。