土の器

宮本牧師のブログ

不器量

感謝する(Thank)ということばは、考える(Think)ということばを語源とする。考えを変えさえすれば、感謝できないものはない。1969年、イスラエルの首相となったゴルダ・メイア女史は、自叙伝で次のような告白をしている。 私は自分の顔が美しくないことを感謝する。私は不器量なので祈り、不器量なので一生懸命勉強した。 私の弱みは、この国にとっては助けとなった。絶望は神の召命を悟る機会となった。 彼女は首相として務めた12年間、国民に知らせることなく白血病と闘いながら、職務を誠実に全うした。弱きになるたびに神様に信頼し、どんなにつらいときでも、首相としてなすべき仕事を少しもおろそかにしなかった。神様がくださった大切な職務を、常に尊いものとして受け入れ、感謝の人生を送ったのだ。 私たちはしばしば、学歴がないから、外見がよくないから、強い後ろ盾がないから、もしくは家柄が良くないからなどという理由を付け、自らの能力を制限する。しかし、それは大きな間違いである。むしろ短所がより大きな長所として用いられることを、私たちは偉人たちの生涯を通して数多く見ることができる。感謝の眼鏡をかけて自分自身を見るなら、どんな身体的な弱さも感謝の対象に変えることができる。(一生感謝) 今日は松阪での集まりでした。今月も感謝なひと時でした。