土の器

宮本牧師のブログ

神の必然

人類学者ルース・ベネディクトは「菊と刀」という本の中で次のように言っています。 「現に日本人は、自分の罪深さに対して、ピューリタンに比べて決して引けをとらないくらいに強烈な反応を示すことがある。・・・というものの、日本人は罪の重大さよりも恥の重大さに重きを置いているのである。・・・恥の文化には、人間に対してはもとより、神に対してさえも告白するという習慣はない。幸運を祈願する儀式はあるが、贖罪の儀式はない。」 確かに、日本人には罪の文化が希薄な感じがします。しかし、罪の問題の解決なしに、人は絶対に幸せになることはできません。ですから、聖書は神の贖罪について、いささかもぶれることなく、「キリストは私たちのために生まれ、私たちの罪を背負われた」という事実を語り続けます。それは偶然ではなく、神の必然だったからです。 日曜日の練習風景(リハーサル)を使って、聖歌隊による聖誕劇のPVを作ってみました。 お近くの方はぜひ当日の上演を見に来てください。