健康感謝礼拝
メッセージ「律法を成就するために来た」
聖書 マタイの福音書5章17-20節
マタイの福音書シリーズ(23)
マタイの福音書は今日の箇所から7章にかけて、律法学者やパリサイ人の義にまさる義という山上の垂訓の中心メッセージに入っていきますが、今日の箇所はその肝となる部分です。イエス・キリストの教えを聞いた人々は非常に驚きました。ある人々は疑いもなく、これはイノベーションであると感じました。彼らは、イエスが律法や預言者、つまり旧約聖書を破棄するために来たと受け取ったのです。その誤解を解くために、イエスはお語りになりました。
「誤解してはいけません。わたしは、モーセの律法や預言者の教え(旧約聖書)を無効にするために来たのではありません。かえって、それを完成させ、ことごとく実現するために来たのです。よく言っておきますが、聖書にあるどんなおきても、その目的が完全に果たされるまで、無効になることはありません」と。
「律法の一点一画も決して消え去ることはない」と言われている「一点」とは、ヘブル語のアルファベットの中で一番小さな字である「ユッド」のことです。ちょうど、コンマのような小さな文字です。また「一画」と呼ばれているのは、「小さな髭のような飾り」や「小さな突起(角)」のことです。漢字やひらがなでも一点一画が大切ですが、英語にも「iの点を打ち、tの横棒を引く(正確に、細部まで気をつけて)」という熟語があるように、イエスはここで、神の言葉の不変性とその細部までおろそかにせず、成就すると語っているのです。
今日は健康感謝の礼拝でした。今週も礼拝の恵みに感謝。