土の器

宮本牧師のブログ

イエス・キリストの系図

聖書の中で罪の記されていない章がどれくらいあるかご存知でしょうか。聖書は旧新約わせて66巻。旧約39巻、新約27巻(三九27と覚えます)。章数は1189章(いいやくと覚える)です。その1189章の中で、罪が書かれていない章はたったの4章だけです。創世記の1章と2章、ヨハネの黙示録の21章と22章です。つまり、聖書の最初2章と最後の2章だけです。その間の長い部分は罪に満ちています。聖なる書とは名ばかりで、実は罪に満ちた、人間の恨みで綴られた憎しみと争いの書なのです。

この罪深い、血で塗られた人類の系図の真ん中にイエス・キリストはおいでになられました。「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた」のです。それによって、すべてが変わりました。この血で塗られた系図は、イエス・キリストの系図となったのです。視点を変えるなら、この罪に満ちた人間の歴史、罪の系図を引き受け、これは私の系図であると言われる神がいるのです。実にイエス・キリストは私たち人類のすべての罪を背負って十字架にかかり、ご自分のいのちで、その罪の償いを全うされたのです。ここに愛があるのです。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

 

明日はクリスマスイブ、明後日の礼拝はクリスマス礼拝(今年最後の礼拝)です。ぜひお出かけください。