土の器

宮本牧師のブログ

花屋

花売りのおばあさんがいました。人生の嵐をたくさん経験したためか、顔には深いしわが刻まれ、髪は真っ白で、背中は曲がっていました。しかし、おばあさんは花を売りながら笑顔を絶やしませんでした。ある日、一人の学生が尋ねました。 「おばあさんはいつも嬉しそうで、顔が穏やかなので、問題も苦しいこともなさそうに見えますね。」「まさか。私だって心配事を積めば、トラック百台くらいにはなるわ。」「そうなんですか。では、なぜいつもそんなに明るく嬉しそうにしていられるのですか。」「それはね、聖書にイエスは十字架に付けられて死なれ、三日目によみがえられたと書かれているでしょ。だから、苦しいことがある度に、『私も三日だけ待とう。人生には苦難の金曜日だけではなく、復活の夜明けが必ずあるから』と自分に言い聞かせるのよ。そうやって三日じっと我慢して待つと、いつも主が喜びを与え、良いことに巡り会えるようにしてくださるのよ。」 悲しみや孤独、焦燥と困惑の中におられる方があるなら、私たちも復活の朝を信じ、「私は三日目によみがえる」と宣言しようではありませんか。これが復活の信仰です。 昨日は、午後から名古屋市国際音楽祭に招待していただき、BCJマタイ受難曲を聞きにいきました。 素晴らしい演奏会でした。