必然

キリストの十字架、それは人が新たに生まれるために、神の側での必然でした。それは、信じる者が皆、人の子（キリスト）によって永遠の命を得るためです。神に逆らい、禁断の木の実を食べたアダム以来、すべての人はあの蛇の毒（原罪）によって、罪のうちに死ぬ者となったのです。それがニコデモの心にあった闇だったのです。 荒れ野で蛇に噛まれ、焼けるような痛みにのたうち回っていた人々に福音が伝えられました。あの竿に掛かっている青銅の蛇を仰ぎなさい。そうすれば救われる。人々はどうしたでしょう。ある人々は、「とんでもない。そんな非科学的で迷信じみたことをどうして信じられるだろう」「そんなバカは信じられない」、そう言って高く掲げられた旗竿を仰がなかった人々は荒れ野で死んで行きました。しかし、藁にもすがるような思いで、天幕から這い出し、素直に、旗竿の上に掲げられた青銅の蛇を仰いだ人は命を得たのです。 聖書は言います。「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、私たちに救われる者には神の力です。」今日も十字架の上から、キリストがあなたを呼んでおられます。「地の果てのすべての人々よ、わたしを仰いで、救いを得よ」と。 いつもそうですが、葬儀が入ると慌ただしく時が過ぎます。お付き合いは短い方でしたが、神様に向かう真っ直ぐなお姿は私たちに深い印象をのこしました。心のこもった葬儀をさせていただきたいと願っています。主の御名があがめられますように。 今日は教会学校のこどもまつり、明日は秋の召天者記念礼拝が、礼拝後、教会の敷地内にある納骨堂で行われます。