土の器

宮本牧師のブログ

慰め

ノアの時代の洪水は天災ではなく、神による審判でした。聖書にこう書かれています。「主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのをご覧になって・・・心を痛められた。・・・神は地をご覧になった。見よ、それは堕落し、すべて肉なる者はこの地で堕落の道を歩んでいた。神はノアに言われた。『すべての肉なるものを終わらせる時がわたしの前に来ている。・・・見よ、わたしは地もろとも彼らを滅ぼす。』」 そのような神の心を痛める時代に、ノア(慰め)は生きていました。彼の存在は、どれほど神を慰めたことでしょう。21世紀の今も、主はノアのような存在を探しておられるのです。「主は天から人の子らを見渡し、探される。目覚めた人、神を求める人はいないか、と」(詩編14の2)。 ノアが「箱舟を造れ」と語られた神の命令に従うにあたって、いくつかの問題がありました。第一に、ノアとその時代の人々は雨を見たことがありませんでした。洪水が起こるまでは雨は降らず、地下から湧き出る泉が地表を潤していたのです。第二に、ノアは海から何百キロも離れた所に住んでいました。たとえ彼が船を造り上げたとしても、どうやってそれを海まで運んでいくのでしょうか。第三に、どうやって地のすべての動物を集め、その世話をするのでしょうか。どれも答えの得られない問題ばかりです。しかし、ノアは従うことによって神への信頼を証ししました。 聖書は言います。「その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。」「ノアは、すべて主が命じられたとおりにした。」そうです。「信仰によって、ノアは乾いた陸の上に船を造りました。彼はまだ見ていない将来のことについて警告を受けた時、言われた通りに行動しました。」 昨日、半田の信徒宅を久しぶりに訪問し、感謝なひと時を過ごさせていただきました。