土の器

宮本牧師のブログ

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その昔、フランス軍のチャプレンが戦場に赴く兵士たちを、詩編23編を使って励ました。彼は兵士たちに23編の冒頭の句を、一本ずつ指を折ってくり返すように勧めた。チャプレンは、親指を折って「The」、人差し指を折って「Lord」、中指を折って「is」、薬指を折って「my」、小指を折って「shepherd」と教えた。それから兵士全員に、この聖句を手のひらに書きつけて、力が必要なときはいつでもこの句を唱えてほしいと言った。 彼は薬指が表す「私の」という言葉の意味を強調し、兵士たちに次のことを思い起こさせた。神は彼らひとりひとりのための羊飼いであり、彼を無事に家まで連れて行くという使命を、神ご自身がじきじきに果たされるのだと言うことを。 チャプレンの言葉は兵士たちにどんな影響を及ぼしただろうか。それは、ある兵士の人生に深い影響を与えた。戦いのあと、ひとりの若い兵士の遺体が見つかった。彼の右手は、左手の薬指をしっかりと握っていた。「主は私の羊飼い。」 あなたが最期を迎えるときに、どうか、同じ希望を、あなたがしっかりと握りしめることができますように・・・。 さあ、指を折りながら詩編23編を味わいましょう。 The・Lord・is・my・shepherd!