土の器

宮本牧師のブログ

神の家族

礼拝メッセージ「神の家族」
聖書 マタイの福音書12章46−50節
マタイの福音書シリーズ(75)

12章の終わりの記事にイエスの母と兄弟が登場します。マルコの並行記事を見ると、「イエスの身内の者たちはイエスを連れ戻しに出かけた。人々が『イエスはおかしくなった』と言っていたからである」と記されています。パリサイ人たちがイエスのなさる奇跡を見て「悪霊のかしらベルゼブルによる」と誹謗中傷しているのが、うわさになっていたようです。心配そうな顔をして外に立っている母マリアの様子が思い浮かびます。
ところがイエスは家族の心配をよそに、神の国における真の家族がいかなるものであるかを語られました。イエスは弟子たちの方に手を伸ばして言われました。「見なさい。わたしの母、わたしの兄弟たち(神の家族)です。だれでも天におられるわたしの父のみこころを行うなら、その人こそわたしの兄弟、姉妹、母(神の家族)なのです。」
イエスは決して親兄弟をぞんざいに扱っているのではありません。神の愛によって結ばれた新しい関係としての神の家族について語っているのです。イエスが十字架の上で語られた7つの言葉がありますが、第3の言葉は孝愛の道を説くものでした。イエスは母と愛弟子であるヨハネに、それぞれ「ご覧なさい。あなたの子です」「ご覧なさい。あなたの母です」と語りかけています。イエスは十字架の上で「わたしを見なさい」と言われずに、十字架を通してお互いを見つめ合うことを教えてくださったのです。これは単なる親子関係を言っているのではなく、弟子ヨハネからすれば、イエスの兄弟に、家族にしてもらったということです。この神の国の養子縁組が、十字架のもとで結ばれ、神の国の新しい家族が、十字架のもとで生まれたのです。
今週も礼拝の恵みに感謝。