礼拝メッセージ「イミタチオ・クリスティ」
今週も礼拝の恵みの感謝。
私は母の入院がきっかけで信仰に導かれました。母がお世話になった病院のT院長先生は敬虔なクリスチャンで、病院の中にもチャペルがあったのです。T先生は熱烈なタイプではありませんでしたが、穏やかでだれからも慕われる存在でした。
ある年の受難週のことでした。聖餐式の前に、洗足式がもたれることになり、教会の玄関ホールで、来た順番に、代わる代わる互いの足を洗い合いました。順番が回ってくると、T先生は背広を脱ぎ、前に座っている人の足を洗い、腰のところに差し込んでいたタオルでていねいに拭かれました。私たちのとって忘れられない光景です。