土の器

宮本牧師のブログ

愛の見える化

クリスマスの神秘、神が人となられた理由について、3つお伝えします。 第1に、神が人となられたのは、父なる神を現すためです。愛の「見える化」と言うこと。イエスは言われました。「わたしと父とは一つである。「わたしを見た者は、父を見たのである」と。結局のところ、神が愛であることを現すためには、神が人となる以外に方法はなかったのです。神は、神の愛を示すために、愛を「見える化」する必要がありました。 第2に、神が人となられたのは、神に従って生きる人の模範になるためです。33年の生涯を通して、愛すること、与えること、仕えること、働くこと、祈ること、命のレッスンをしてくださったのです。あるニュース番組に、中村哲さんを慕って、いま日本で学んでいる学生が紹介されていました。彼が最初に中村さんと出会ったときのことです。事務所で、背広を着て、携帯を片手に仕事をしているのかと思ったら、事務所に中村さんの姿はありません。用水路を作っている現場に行ってもそれらしき人が見つからないのですが、よく見ると地元の人と同じ服で、誰よりも泥だらけになって働いていたのが中村さんでした。見分けがつかないほど、その土地に溶け込んでいたというのです。それは愛の見える化であり、良き模範となりました。 第3に、神が人となられたのは、私たちの弱さを知るためです。ヘブライ人への手紙4章15節、「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。」イエスは、マリアの子として生まれ、その生涯を通じて、貧しさも、苦しみも、悲しみも、孤独も、別離も、私たちと同じように経験してくださったので、ご自分を通して神に近づく者を救うことがおできになるのです。 次の日曜日は、クリスマス礼拝です。第一部は、聖歌隊によるキャンドルサービスと降誕劇。昼食をはさんで、第二部は、祝賀会。子どもたち、青年たちの出し物とお楽しみプログラム。クリスマス礼拝は午前11時から。家族そろってお越しください。