土の器

宮本牧師のブログ

聴くという感覚

日曜日は昨年の6月に天に召された二人の教会員の記念礼拝でした。「真理とは何か」との問いかけに真剣に向き合われた二人の証に大きな恵みをいただきました。Gさんは若い頃、KBS京都のアナウンサーとして活躍された方で、すてきな声の持ち主でした。奥様に先立たれ、8年間、京都で独り暮らしをされた後、最後の2年は娘さんのいる名古屋に来られ、準備万端、奥様の待つ天国に旅立って行かれました。「聖書と私」と題して書かれた手記は読み応えのある素敵な証です。その証の中にこんな言葉が出て来ます。 「聖書は読むとか朗読するとかいうのが普通の表現ですが、私はむしろ聴くという感覚が求められているのではないかと思います。聖書を読む時、ただ声を出すというのではなく、聴き取るという、もう一歩踏み込んだ姿勢が大切なのです。」 今週も大切なことを大切に。