土の器

宮本牧師のブログ

慕い求める

旧約聖書外典と呼ばれる書物に「集会の書」というのがあって、こう書かれています。 「わたしを慕う人たちよ。わたしのもとに来て、わたしの実を心ゆくまで食べよ。・・・ わたしを食べるものは更に飢えを感じ、わたしを飲む人は更に渇きを覚える。」 人間、この神秘な存在は、神を慕い求める存在です。一度、神との出会いを体験したなら、さらに神を慕い求めるようになるのです。モーセは祈りました。「どうか、あなたの栄光(その偉大さ、すばらしさ、恵みと真理)をお示しください」と。これはベテランのクリスチャンでも滅多に祈ることのない信仰のアドバンスコースと言えるかもしれません。 主は言われます。「わたしはあなたの前にすべてのわたしの善い賜物を通らせ、あなたの前に主という名を宣言する」と。神がモーセの前を通らせると言われた神の善い賜物とは、神の外形のことではなく、神の内面の恵みと真理に満ちたご性質、また神の救いとその麗しさのことです。人はあるがままの神の全貌をあるがままに見ることはできませんが、神がどのようなお方であるかを垣間見ることはゆるされたのです。主という名の宣言によって。