土の器

宮本牧師のブログ

平和の子

アフリカの或る二つの部族の話です。 ソトンギは戦いを好む部族、ワナキキは詩を書いたり、音楽を作ったりするのを好む部族でした。二つの部族は川を挟んで敵対し、もう長い間、交わりを持っていませんでした。ところが、都会からテレビクルーがやって来て、そこに橋を作り、二つの部族が和解するドキュメンタリー番組を撮ろうとしました。橋の工事が進むと、二つの部族に緊張が走りました。橋が完成したら、和解どころではなく、もう戦争は避けられないような空気が漂っています。ソトンギは戦いの部族ですから、戦闘の準備を整えました。そんなある日、ワナキキの長に初めて子どもが生まれます。その夜に、ワナキキの長が夢を見るのです。きょう、生まれそのひとり子を敵に与えることで平和がもたらされるという夢でした。ワナキキの長はその夢を神からのお告げと信じました。橋ができた日、彼は、大切なひとり子を、まだ子どものいないソトンギの長に送り届けます。どうなったかと思いますか。戦いの部族ソトンギの長は、民に武器を捨てるように命じました。このひとり子が与えられたことで、二つの部族が家族になるという奇跡が起こったのです。この子どもが何と呼ばれたと思いますか。その子どもはピース・チャイルド(平和の子)と呼ばれたという感動の物語です。 その名は…平和の君と唱えられる。彼こそ、まさしく平和である。 今夜はクリスマスイブ。教会では、夜7時30分から、クリスマスイブ礼拝がもたれます。 クリスマスキャロルと美しい映像でクリスマスを満喫しましょう。今年はリベラのクリスマスコンサートです。 あなたと過ごしたいほんとうのクリスマス…。今夜も。