土の器

宮本牧師のブログ

Lord of dance

本当は笑えない、踊れないこの事態に、どうして踊ることができるのでしょう。 「躍り出る姿で」という賛美歌があります(讃美歌21・290番)。それはシェーカーというグループで歌われてきた賛美歌です。このグループは19世紀にのアメリカで興隆したプロテスタントの一宗派で、その生活は清貧そのものでした。シェーカーとはシェイク(振る、揺する)という言葉から来ていますが、シェーカーの人々は、その時代、礼拝に踊りを取り入れたことでも知られています。この曲の原題は「Lord of dance」となっていますが、天地創造の日、この宇宙でただ一人、神が踊り始めるところから賛美が始まり、踊りの輪が広がっていく様子が歌われます。 躍り出る姿で主イエスは 神がすべて造られた日も 飼い葉おけに生まれた夜も よろこびを告げた 踊れ輪になって リードする主とともに 福音の喜びへと 招かれた者はみな。 本当は笑えない、踊れないこの事態に、どうして踊ることができるのでしょう。 それは、主が踊っておられるから。 そして、御言葉が「踊れ!」と言うから。