土の器

宮本牧師のブログ

タブーではない

昨日の礼拝メッセージの最初に紹介したS牧師の聖地巡礼の報告から。 今回、改めて驚いたことがありました。ユダヤ教のある研究機関で行われた講演会への案内を受けました。「ユダヤ注解付き新約聖書」の刊行記念講演会でした。今ユダヤ教学者が、新約聖書を学び、そのユダヤ的背景を注解しています。このことは、新約聖書への関心が、イスラエルの一般の人たちにも高まっていることを表しています。講演者の共通のテーマは、「ユダヤ人は新約聖書を読むべきか」というものでした。新約聖書はもはやタブーではなく、ユダヤ教徒とクリスチャンが互いに理解し合うために、ユダヤ人も新約聖書を読まなければならない、という結論をそれぞれの方面から主張されました。新約聖書はもともと、ユダヤ人の書物で、クリスチャンとユダヤ人の両者が共有すべきであり、両者の間にさらに対話の必要がある、と言うのです。・・・神の時が近いことを感じさせられました。 きっといろいろな立場や見方があるのだと思いますが、二千年も閉ざされていた世界が開かれつつあるのです。 「わたしの恵みの業を、わたしは近く成し遂げる。 もはや遠くはない。わたしは遅れることなく救いをもたらす。わたしはシオンに救いを、イスラエルにわたしの輝きを与えることにした。」(イザヤ46の13)ア−メン。 今日は豊田教会で教区の先生方との集まりです。