チャンスは意外な姿で？

英国の心理学者リチャード・ワイズマンは、「運を鍛える《ゴリラ》の法則」という著書の中で、興味深い実験を紹介しています。 被験者に、バスケットボールの試合が録画されている30秒のビデオを見せます。その前に、片方のチームが何度ボールをパスしたか数えるようにという課題を与えておきます。ただし、ゴリラの着ぐるみを着た人がコートの中を走り、カメラの前に立っておどけることは秘密にしておきます。さて、実験の結果、ゴリラが登場したことに気づいたのはほんの数人だけでした。ほとんどの被験者が、パスの回数を数えることだけに神経を集中させていたために、ゴリラは目に映らなかったというのです。 ワイズマン博士は、多くの人がゴリラの姿をして現れるチャンスを見逃して生きていると言っています。これは目の前の問題にばかりに心を奪われていると、他のものが見えなくなってしまうという教訓です。人生における好機はそれと分かる姿や形で目の前に現われるわけではありません。往々にして「ゴリラの着ぐるみ」のような姿で、意外な姿で登場するのです。 人生における最大のチャンスは神との出会いです。二千年前のあの夜、まさか神が人となり、ヨセフとマリアの子として生まれてくると誰が想像できたでしょうか。聖書が伝える意外なイエス・キリストの誕生の物語にフォーカスしましょう。 １月も終わり、明日から２月。早いですね。昨日の夕食は長男の誕生日をお祝いをしました（ほんとうは土曜日でしたが）。今月は長女の誕生月でもあり、それぞれに成長している姿を見て、今日までの神様の恵みといつも祈り支えてくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。