土の器

宮本牧師のブログ

これが神の証しだからです

エスがメシアであり、神の御子であることを証明するものが四つあるという話しの続きです。第三の証しは、父なる神の証言です。ヨハネは、自身の手紙にもこう記しています。「わたしたちが人の証しを受け入れるのであれば、神の証しは更にまさっています。神が御子についてなさった証し、これが神の証しだからです」と。また福音書の8章にも、「あなたたちの律法には、二人が行う証しは真実であると書いてある。わたしは自分について証しをしており、わたしをお遣わしになった父もわたしについて証しをしてくださる」と。このようにくり返される父なる神の証言ですが、父なる神が直接天からの声をもって、イエスがメシアであり、神の御子であることを証言される場面が、福音書に三度記されています。それはキリストの公生涯の最初と最中と最後という、最も重要な時点においてでした。一回目がヨルダン川における洗礼の場面、二回目がタボル山におけるご変容の場面、三回目が十字架を直前にした過越祭の場面です。 いま耳を澄ませてヨルダン川における神の証言を聞きましょう。イエスヨルダン川で洗礼者ヨハネから洗礼を受けると、突然、天が開かれました。マルコによる福音書にはこう記されています。「天が裂けて、霊が鳩のように降って来るのをご覧になった。すると、『あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者』という声が、天から聞こえた。」「あなたはわたしの愛する子。」これです。これが父なる神の証言です。何とストレートな、力強い声ではないでしょうか。 この待降節、父なる神が、「あなたはわたしの愛する子」と呼ばれたイエスを、私たちは神の御子として礼拝しましょう。イエス・キリストは「真実の神、永遠の命です。」「わたしの主、わたしの神よ」と。急ぎ行きて拝まずや。 今日は半田市西尾市の信徒宅での集まりに出かけます。クリスマスの喜びがありますように。