土の器

宮本牧師のブログ

真ん中に立ちなさい

今週も祈祷会を大切に。 御言葉をシェアします。マルコ福音書の3章から。 3:1 イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。 3:2 人々はイエスを訴えようと思って、安息日にこの人の病気をいやされるかどうか、注目していた。 3:3 イエスは手の萎えた人に、「真ん中に立ちなさい」と言われた。 3:4 そして人々にこう言われた。「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。」彼らは黙っていた。 3:5 そこで、イエスは怒って人々を見回し、彼らのかたくなな心を悲しみながら、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、手は元どおりになった。 3:6 ファリサイ派の人々は出て行き、早速、ヘロデ派の人々と一緒に、どのようにしてイエスを殺そうかと相談し始めた。 安息日に手の萎えた人が癒された奇跡は、安息日論争をきっかけにイエスの命が狙われるという点では、共観福音書がそろって伝えるベトザタの池の奇跡の別エピソードで、補い合って物語はコンプリートするのかもしれません。歩けない人と手の萎えた人、二人はただ一方的な主の選びによって、新約というステージの真ん中に立たせられたました。新たなステージの「真ん中に立ちなさい」と招き、「手を伸ばしなさい」と私たちの手を必要としてくださる主に感謝します。