土の器

宮本牧師のブログ

祈りの御業

19世紀ロンドンのバプテスト教会の説教者だったチャールズ・スポルジョンは、しばしば「説教のプリンス」と呼ばれていました。スポルジョンは27歳の時、ロンドンのメトロポリタン・タバナクル教会で6千人の聴衆に説教しました。活字にされた3561編の説教は、彼がこの世を去って1世紀以上過ぎた今でも出版され続けています。 1879年8月10日の聖日も、いつもと同じようにメトロポリタン・タバナクル教会の信徒たちは、新来者たちに座席を譲るために、みな礼拝堂の外に出ることにしました。そして、しばらくすると礼拝堂は約6千人の人で満員になりました。 新しく教会に訪れたある人が信徒の一人にスポルジョンの成功の秘訣を尋ねました。信徒は「教えてさしあげましょう。こちらにどうぞ」と訪問客を地下室に案内しました。そこでは4百人の信徒たちが、説教中の牧師のためにとりなしの祈りをしていました。 祈りの御業についてあまりよく考えないクリスチャンが多くいます。祈る方法や祈りの答えを確認する方法を学ぶことにより関心があります。しかし、スポルジョンのとりなしの祈り手たちを見てください。これこそが祈りの御業です。スポルジョンが神の祝福を大いに受けた秘訣も、まさにここにありました。 名古屋教会では土曜日の夜、明日の礼拝のために祈る準備祈祷会が持たれています。30分、言泉集のメッセージに取り組み、30分、明日の礼拝の祝福を求めて、みんなで祈ります。名古屋教会では一番人数の少ない集会ですが、一番熱い集会です。準備祈祷会は土曜の夜7時30分から。毎週の礼拝がもっと素晴らしくなるように、礼拝のためにもっともっと祈りましょう。