信じることは従うこと

神は、箱舟の寸法も、形も、材料も、箱舟に乗せる動物の種類も数も、事細かに指示されましたが、「ノアは、すべて主が命じられたとおりにした」のです。時々、納得しないと従えないという理性的な人がいます。それも悪くないかもしれませんが、何も言わないで従うという生き方の方が、どうも神様を喜ばせることができるようです。 もし神があなたに巨大な箱舟を造るように言われたとしたらどうでしょう。幾つもの質問や反対意見、あるいは条件をつけてしまうと思いませんか。ノアはちがいました。「ちょっと祈らせてください」と言って、先延ばしにもせず、彼は即実行したのです。 神が私たちに何かをするように語られるとき、神にはその説明や理由を知らせる義務はありません。理解は後回しにできても、従順はそうはいきません。実際のところ、ある命令に関しては、まず従ってみるまではその意味がわからないことがあるのです。ノアの場合も、箱舟を造りなさいと言われてから、洪水のことが段階を経て説明されていきます。 黙々と、しかも喜々として従うノアの姿はどれほど神を微笑ませたことでしょうか。私たちもノアから学びましょう。信じることは従うことです。神はこの２１世紀においても、ノアのような人を探しておられます。「主は天から人の子らを見渡し、探される。目覚めた人、神を求める人はいないか、と。」 昨晩、教会員が天に召されました。悲しみの中にも主の慰めと平安がありますように。