箱舟からの祈り
教会の図書に「箱舟からの祈り(prieres dans l'arche)」という小冊子があります。あの日、箱舟に入ったであろう動物たちの祈りが詩で綴られた面白い本です。著者はフランスの詩人カルメン・ベルノス・デ・ガストルド。貧しい家に生まれたカルメンは、第二次大戦後、家計を助けるためにパリ近郊の絹織物工場で働いています。その厳しい労働の日々の中で、この詩集が生み出されました。彼女は動物の口をかりて、与えられたままの自分を受け入れ、なすべき義務を誠実に果たすことを通して、神をほめたたえるようにと、この本を通して私たちを導きます。
目次だけでも楽しいですよ。
ノアの祈り
おんどりの祈り
犬の祈り
小鳥の祈り
小さい金魚の祈り
子豚の祈り
小さいあひるの祈り
小馬の祈り
ひばりの祈り
小さいろばの祈り
みつばちの祈り
さるの祈り
ちょうの祈り
きりんの祈り
ふくろうの祈り
こおろぎの祈り
猫の祈り
ほたるの祈り
ねずみの祈り
やぎの祈り
大きな像の祈り
牡牛の祈り
ありの祈り
かめの祈り
年老いた馬の祈り
からすの祈り
はとの祈り・・・