土の器

宮本牧師のブログ

二千年前の約束

「天地は過ぎ行くであろう。しかし私の言葉は決して過ぎ行くことがない。」 イエスがオリーブ山で終末のメッセージを語られたのは、今から二千年も前のことです。「私はすぐに来る」と言われてから二千年です。私たちはどれだけ待たされるのでしょうか。初代の教会にも待ちきれず異論を唱えた人々がいました。パウロもペトロも、彼らの言動を戒めています。 ペトロは言います。「終わりの時には、欲望の赴くままに生活してあざける者たちが現れ、あざけって、こう言います。『主が来るという約束は、いったいどうなったのだ。父たちが死んでこのかた、世の中のことは、天地創造の初めから何一つ変わらないではないか。』・・・ 愛する人たち、このことだけは忘れないでほしい。主のもとでは、一日は千年のようで、千年は一日のようです。 ある人たちは、遅いと考えているようですが、主は約束の実現を遅らせておられるのではありません。そうではなく、一人も滅びないで皆が悔い改めるようにと、あなたがたのために忍耐しておられるのです。 主の日は盗人のようにやって来ます。・・・神の日の来るのを待ち望み、また、それが来るのを早めるようにすべきです。 主の言葉は決して過ぎ去ることがありません。聖書の最後のページに記された主の最後の言葉はこうです。「以上すべてを証しする方が言われる。『わたしはすぐに来る』」。これこそ決して廃れることのない主の言葉です。これこそ、終末のメッセージの感嘆符です。ですから、教会は祈り続けます。「ア−メン、主イエスよ、来てください」と。