土の器

宮本牧師のブログ

ベテルに上ろう

ヤコブは、家族の者や一緒にいるすべての人々に言った。「…さあ、これからベテルに上ろう。わたしはその地に、苦難の時わたしに答え、旅の間わたしと共にいてくださった神のために祭壇を造る。」…神は、また彼に言われた。「わたしは全能の神である。…わたしは、アブラハムとイサクに与えた土地をあなたに与える。また、あなたに続く子孫にこの土地を与える」(創世記35の1〜15)。 恵みあふれる上半期の聖会を与えていただきました。講師にお招きした井伊先生は、大学時代を名古屋で過ごし、献身された名古屋教会出身の先生です。私が神学院を卒業後、最初の任地となった岐阜教会に遣わされた頃、大学生として名古屋におられましたので、教区の行事をご一緒させていただいたこともありました。朝の集会のはじめに、自分にとって神との鮮烈な出会いを体験し、献身へと送り出していただいた名古屋の地、こここそは私のとってベテルであると話されました。創世記を見ると、波乱に満ちた生涯を送るヤコブがベテルに戻り、一族に神の恵みを証しする物語があります。今回の聖会の意味がそこにあったことのゆえに、恵み深い主を賛美せずにおれません。私たち一人一人に、ベテルがあるでしょう。さあ、主の恵みを証しするために、もう一度ベテルに上りましょう。「わたしはベテルの神である」(創世記31の13)。