土の器

宮本牧師のブログ

大工

「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」 すべての人に発信されたイエスの言葉は、いつでも手を離せるという薄いつながりを求めている現代人にとっては、ハードルが高いように思います。しかし、いつの時代にも、イエスの言葉にフォローする人たちがいました。それは、イエスの発言が彼の生き方そのものであったからではないでしょうか。 ナザレ村の大工ヨセフの子として育てられたイエスは毎日額に汗を流し、丸太を担いでいた肉体派の労働者です。草食系の、色白の宗教家ではありませんでした。私には、毎日打ち傷や擦り傷をつくりながら、黙々と丸太を担ぐイエスの姿と、私たちの救いのために十字架を背負ってカルバリ山に登るイエスの姿が重なって見えます。まるでその日のために訓練されていたかのようにさえ思えます。 神の身分を捨て、人類の救いのために十字架を背負われたキリストが、あなたを招いておられます。心と体に、打ち傷や擦り傷をつくっているあなたを。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」あなたもこの方をフォローしてください。