土の器

宮本牧師のブログ

情熱

以前、読んだクリスチャン新聞のコラムから。 独り暮らしの老婦人がちょっと変わったアルバイトを募集した。毎日、3、4時間、聖書を読んでもらうというもので、生活苦の青年たちには人気があった。目が不自由なそのクリスチャン女性にとっても、聖書を朗読してくれるアルバイト学生の存在はありがたかった。ただ朗読するだけではない。ここは大事な箇所だと思うと、何回もくり返して読んでもらう。もう、お分かりと思うが、その病弱な女性は、なんとかアルバイト学生に福音を伝えようとしたのである。これは韓国の教会で実際にあった話だ。そんな方法で10人の青年が信仰に導かれたという。福音を伝えるにはこんな方法もあったのかと驚かされる。だが、これは伝道の方策論というより、何としても福音を伝えたいと言う魂への情熱がまずありきなのだ。 宣教ボランティア4日目。午後の伝道を終えて、みんなが教会に戻って来ています。強い日差しの下、準備されていたすべての案内状を配りきり、汗だくになって帰って来る青年たちの姿は頼もしく感じられます。昨日の夜、3日間の感想を分かち合いました。みんながどんな思いでボランティアに参加し、どんな思いで伝道に出掛けているかを話してくれましたが、その熱い思いに感動しました。彼らのイエス様に対する情熱も、伝道に対する情熱もハンパないです。 写真は、伝道の合間に訪れた教会のすぐそばにある増穂浦海岸。能登の海の青さもハンパないです。