土の器

宮本牧師のブログ

〜なう

今年のユーキャンの新語・流行語大賞は「ゲゲゲの」。トップテンの中に、私も今年よく使った「〜なう」というが入っている。スーパー高校生の「うめけん」こと梅崎健理君がツイッター上で使い始めたもの。「名古屋駅なう」と言えば、「いま名古屋駅にいます」、「宿題なう」と言えば、「いま宿題をやっている」ということ。自分の現在を告げる便利な言葉だ。 昨日のクリスマス礼拝で、聖歌隊が聖誕劇を上演してくれた。一場面一場面、感動に満たされた。私たちはあの夜のように、神の愛を見た。それは「クリスマスなう」「ベツレヘムなう」、「いまクリスマスをしている」「いまベツレヘムにいる」という体験だった。クリスマスはいつも新しい。天使は告げた。「今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった」と。今年も時を越えて、「今日」という日に、「いま」という瞬間に、クリスマスを体験したい。 シレジウスの詩が心に迫る。「キリスト、ベツレヘムに生れたもうこと千度におよぶとも、キリスト汝がうちに生れたまわずば、汝がたましいは、なおうちすてられてあり。」クリスマスを現在化しよう。クリスマスなう。