土の器

宮本牧師のブログ

空

私の大好きな星野富弘さんの詩画、かりんの実には「空」と題が付けられ、初めて聖書を開いた時のことが次のように記されています。
「毎日見ていた空が変わった。涙を流し友が祈ってくれたあのころ、恐る恐る開いたマタイの福音書。あの時から空が変わった。空が私を見つめるようになった。」
2年ほど前から毎週の礼拝でマタイの福音書をシリーズで学んでいますが、毎週恐る恐るでもマタイの福音書を開き、私たちも「空が変わった」という経験ができれば幸いです。先輩がお見舞いに来て、枕辺で祈り、後日送られて来た1冊の聖書。実際はなかなか開くことができなかったのですが、ついに恐る恐る開いた時、高校生の頃に故郷の家の裏の土手で見た懐かしいことばに出会います。その時の心境を自筆で綴っている文章の写真が、『愛、深き淵から』に載せられています。(自筆と言っても、口でペンをくわえて書いたものですが。)
「思いきってイエス様の名を呼び、聖書を開いてみました。そしたら、長い間苦しみながらさがしていた、私に語りかけてくれる言葉に会うことができました。上をむいて寝ている私の眼にうつるものは、天井の70枚のベニヤ板だけではなくなりました。その灰色のベニヤ板のつぎ目さえ、私たちのために血を流された十字架に想えます。楽しい時に感謝し、心の沈んでいる時に、名を呼べる方がある。今までになかった喜びです。主のおしえにしたがい、苦しみにさえ感謝できる日の来ることを信じます。」
その時から空が変わったのです。

次の日曜日は母の日。母の日は教会で始まった美しい習慣です。昨今、ジェンダー問題から問題視されることもある母の日や父の日ですが、母と呼ばれるすべての存在に感謝する日にしたいものです。5月のオープン礼拝にもなります。ぜひお出かけください。