土の器

宮本牧師のブログ

ありのまま自分を

神は本物の礼拝者を求めています。岩波書店が訳した聖書でヨハネ福音書の4章23節を読みます。「しかし、本物の礼拝者たちが霊と真理のうちに〔あって〕父を礼拝するようになる時が来ようとしている。今がその時だ。事実、父は自分を礼拝する人々としてこのような人々を求めているのである。」メッセージバイブルの訳もすばらしいです。「父はこのような人々、すなわち礼拝において、神の御前にありのまま自分をさらけ出す人を求めておられるのです。」 礼拝は、場所や時間、スタイルも大切だと思います。でももっと大切なことは、誰をどのように礼拝するかです。神は片手間で済ませられるような、何か取り繕った見せかけだけの礼拝を求めていません。神は、もっと霊的な、もっと真実な礼拝を、神の御前にありのままの自分をさらけ出す礼拝者を求めておられるのです。イエスは、弟子たちの前でも、山上の説教においてでもなく、どうしてサマリアの女に、この礼拝の奥義を最初に語られたのでしょうか。彼女が、ありのままの自分をさらけ出したからです。「あなたは、ありのままを言った」、だから、私もありのままの私をあなたに知らせよう。「あなたと話をしている、この『わたしは在る』」と。