土の器

宮本牧師のブログ

何を神にささげるつもりですか?

世界を代表するワーシップリーダーの一人、マット・レッドマンが書いた「The Heart of Worship(礼拝の心)」という賛美があります。この曲は彼が賛美を失った時に生まれました。彼の教会ではいつも熱い賛美と礼拝がささげられていました。彼の教会にはすぐれた音楽家がいました。優秀なバンドがありました。素晴らしいサウンドシステムもそろっていました。でもいつの間にか、バンドのメンバーはそろっているか?出ている音はいいか?選曲はどうか?そんなことばかりを気にするようになり、人々の心が礼拝からそれてしまったのです。そこで教会のマイク牧師はちょっと荒っぽい治療を試みました。ある期間礼拝から、余分なものをすべて取り去ったのです。立派なサウンドシステムも、楽器もバンドもなくしました。マイク牧師は言いました。「日曜日に教会に来るときに、あなたは神へのささげものとして、何を持ってきますか?今日は何をささげるつもりですか?」最初の頃は、集会にはぎこちなさがありました。しかし、長い沈黙の中で、人々は心からの礼拝を学び始めたのです。余分なものをすべて脱ぎ捨てたとき、ゆっくりと「礼拝の心」を取り戻し始めたのです。やがて、彼らが歌い始めたとき、それは以前とはまったく違う賛美になっていました。その体験を通して生まれたのが、世界中の教会で歌われている「The Heart of Worship(礼拝の心)」という曲です。 あなたは毎週の礼拝で、何を神にささげるつもりですか? 私たちのために新しい神殿となられたイエスに、私たちのすべてを明け渡し、真実な礼拝をささげましょう。「まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。」