土の器

宮本牧師のブログ

敵か味方か

イスラエル軍60万の長であり、司令官であるヨシュアが一人陣中を離れ、エリコ攻略について思案していた時、突然、人の気配を感じます。目を上げると抜き身の剣を手にした一人の兵士が立っていました。それは受肉する前のキリストでした。彼はすでに鞘から抜かれた剣を高く掲げ、戦いの準備ができていました。ヨシュアは震えおののきながら、「あなたは味方か、それとも敵か」と尋ねます。彼の答えは意外でした。「いや、私は主の軍勢の将として来たのだ。私はあなたの敵でも味方でもない。あなたは私の側につくのか。それとも私の敵の側につくのか。」 アメリカの第16代大統領アブラハム・リンカーンが大統領に就任後間もなく、南北戦争が開戦します。リンカーン率いる北軍は劣勢が続きましたが、神の助けにより、メリーランド州のアンティータムの戦いで初勝利をあげました。リンカーンはその知らせを受け、その場所を訪問し、兵士一人一人と握手をして彼らの士気を高めました。その時のことです。そばにいた参謀がこう言いました。「大統領、もう何の心配もありません。神は私たち北軍の味方です」と。しかし、リンカーンは次のように答えと言います。「私の心配は、私が神の側に立っているかどうかと言うことだ。私たちが神の側に立ってさえいれば、いつでも神は私たちの味方となってくださるだろう。」 「もし神がわたしの味方であるならば、だれがわたしたちに敵対できますか。」主の声を聞きましょう。「わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。一生の間、あなたの行く手に立ちはだかる者はない。・・・強くあれ、雄々しくあれ。わたしはあなたと共にいる。」 今週も大切なことを大切に。