土の器

宮本牧師のブログ

がおる

東北の言葉で、疲れ果て、へとへととなることを「がおる」と言うそうですが、「我」が「折れる」ということなら、ペヌエルで神と闘ったヤコブにぴったりの言葉です。歴史に残る取り組みの結果、ヤコブ(押しのける者、騙し奪う者)という彼の名が改名され、イスラエルと呼ばれるようになります。イスラエルとはサーラー(争う)とエル(神)という言葉からできていますが、神があなたのために戦われるという意味です。それまで、ヤコブは自分のために、自分の力で戦い続けてきましたが、この日から、神が彼のために戦い勝利される人生を生きるようになります。 ある人が、イスラエルという言葉を「神勝ちたもう」と訳していますが、すばらしい言葉です。私たちが神に降伏し白旗を揚げるなら、その時、神はその戦いに勝ってくださり、勝利の旗を掲げてくださるのです。主こそ、わが旗です。ある聖徒は言いました。「私たちクリスチャンは、自分が神に負け、神に譲り、神に支配されている分だけ、その割合に比例して強くなるのだ」と。 神に負けたヤコブは、それまでどうしても渡ることのできなかったヤボクの浅瀬を、足を引きずりながら渡っていきます。彼の頭上には太陽が輝いていました。彼はもう自分の思うままに、走り回ることはできませんでしたが、勝利と喜びに心躍らせて、ヤボクの渡しを越えて行くのです。さあ、今度はあなたの番です。越え得ぬ川、ヤボクの渡しを渡りましょう。 7月も人数制限をしての分散礼拝を続けます。どなたでも参加できますが、予約が必要になります。ご連絡ください。 第1礼拝は10時から、第2礼拝は11時15分から、それぞれ45分ほどの礼拝になります。