土の器

宮本牧師のブログ

You raise me up

昨日の礼拝で、聖歌隊シベリウス作曲「フィンランディア」の旋律から、賛美歌「安かれわが心よ」と、アイルランドのミュージシャン、シークレット・ガーデンの楽曲で、多くのアーティストによってカバーされている「You raise me up」をメドレーで賛美しました。「You raise me up」は元々、大切な人が一緒にいてくれることでどれほど強くなれるかを謳った所謂ラブソングですが、賛美歌のような旋律や聖書に通じる歌詞から、今では世界中の教会で歌われています。日本では、トリノオリンピックの女子フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香さんが、エキシビションでこの曲を使ったことで有名になりました。彼女もスランプで落ち込んでいた時期に、この曲を聴いて大きな励ましを得たそうです。 「苦しみ悩み迫り、心が弱る時」と歌い始められ、サビの部分では「You raise me up」、あなたが引き上げてくれるから、あなたが支え、励まし、慰め、勇気を与え、立ち上がらせてくれるから、あの山の上に立つことができる。荒れた海も渡ることができる。本当の自分になれると歌われます。 礼拝で学んだ聖書の言葉です。ヨハネによる福音書16章33節、「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたは世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」 リビングバイブルでは、「確かに、この世では苦難と悲しみが山ほどあります。しかし、元気を出しなさい。私はすでに世に勝ったのです」と訳され、詳訳聖書では、「世にあってはあなたたちには患難<試練、困難、挫折>がある。しかし元気でいなさい<堅く信じ、おくせずにいなさい>。私が世に勝ったからである<私は〔あなたたちのために〕世を征服した、からである>」と訳されていました。 今週も、気落ちした者を力づけてくださる神を見上げ、歩んで行きましょう。 今日から教会学校のキャンプです。 今週も大切なことを大切に。