土の器

宮本牧師のブログ

皆さま、早く信じましょう。

今月出版される『若き日の大槻武二』に、重利登志子先生の証しが掲載されています。東方の博士たちは不思議な星に導かれて、救い主と出会いましたが、聖イエス会の創立者である大槻武二牧師も、今から80年前、一つの星に導かれて、キリストに出会いました。その星とは、「神を見た」と言った重利清子という一人の少女でした。重利清子ちゃんは、昭和12年12月12日、10歳と8ヶ月の生涯をかけぬけ、天国に上っていきました。本に載せられている証しは、清子ちゃんが召されて1週間後に持たれた記念の夕べで、お母さまの登志子先生が語られたものです。重利先生は、長い間、岡山県赤磐市にある聖イエス会清心教会で奉仕されましたが、清子ちゃんの物語を語り継げる語り部として、その生涯を全うされました。先生の証しの最後にこう記されています。「清子の死を同情して下さる方々は、『仕方がありませんがあきらめなさい』と申して下さいますが、わたしの心には、主の安らぎと賛美がこみ上げてくるこの感激。今こそ声を大きくして叫びます!『皆さま、早く信じましょう。かかる大いなるみ救い、大いなる喜び、大いなる平安を与えたもう主イエス・キリストを!』」 神を見た少女、重利清子ちゃんこそ、聖イエス会をキリストとの出会いに導いた一番星です。80年が経った今年のクリスマス、私たちはもう一度、この星に導かれて、キリストのもとに行きます。「心の清い人々は、幸いである。その人たちは神を見る。」「独り子の神、この方が神を示されたのである。」 慌ただしい師走ですが、クリスマスのシーズン、日曜の朝はぜひ教会にお出かけください。