土の器

宮本牧師のブログ

鐘と撞木の相が鳴る

禅問答か江戸の小咄か。 こんなやりとりがある。 「鐘が鳴るのか、撞木が鳴るか。」 答えは 「 鐘と撞木の相が鳴る。」 撞木とは、鐘を鳴らすバチのこと、 鐘も撞木も、それだけでは音を鳴らせない。 でも二つのものが出会う瞬間、音が生まれる。 「相が鳴る」は「愛が成る」に引っ掛けた言葉遊びだろうか。 愛がなければ、鐘も撞木も、何の役にも立たない。 愛は二つのものを生かす出会い。 聖会のメッセージを聞きながら、 神の御業は起こるべくして起こると教えられた。 神と私たちの思いが一つとなる瞬間を待ち望もう。 徹底的に準備しよう。深い飢え渇きをもって。 相が鳴るまで。愛が成るまで。 これが原点、常に帰るべき所。