読書百遍
元旦礼拝のメッセージで96歳になる老牧師の証しを紹介しました。奇跡的に戦争から生きて帰って来た青年は、自分が生かされていることの意味を考えました。その時に、運命を変える一冊の本と出会います。それが「十字架の黙想」という小冊子でした。まだ教会に導かれる前の話しで、聖書を読んだこともなかったのですが、序文に書かれていた「我神に生きんために」とのひと言葉に捉えられ、「読書百遍と言う、それならわかるまで読んでみよう」と、その本を読み始めます。当時、国鉄で車掌をしていたそうですが、いつもポケットに十字架の黙想を入れて、時間を見つけては、心奪われて夢中でその本を読みました。読み進んでいるうちに、神は愛であって、私たちをキリストの似姿に変えようとしているということがわかります。それは驚きの発見でした。
キリストにつながり続けるために、「今年はこれで行こう」と言うのが、元旦の私のメッセージでした。キリスト教伝来400年の記念に1949年に書き上げられた十字架の黙想ですが、68年の時を経て、現代語訳「十字架の黙想・平成版」として今年2月に出版されます。昨年の暮れに、注文を受け付けていましたが、メッセージを聞いて、元日以降、追加の注文が続いています。今年、この本が、私たちの人生を一変し、信仰を覚醒するリバイバルの教科書として用いられることを期待しています。ぜひお祈りください。またぜひお買い求めください。
教会で、これだけ「十字架の黙想・平成版」をPRしていますので、私にもそれなりの覚悟があります。今年は、礼拝でできるだけ十字架の賛美を歌おう、そして、できるだけ十字架のメッセージを語らせていただきたい、これが2017年・私の抱負です。礼拝で、ヨハネ福音書をシリーズで学んでいますが、今年は10章の最後の部分から始まります。11章は有名なラザロの復活。そして12章から後、キリストの最後の1週間が始まります。ヨハネが語る十字架の真実を、毎週お話しできれば幸いです。
今日は成人の日。新成人のみなさん、おめでとうございます。
今週も大切なことを大切に。