土の器

宮本牧師のブログ

前夜

ある祈りの本から。 牢に閉じ込められていたペトロのために教会が祈ったとき、 その祈りが答えられたのはいつだったでしょうか。 「ヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜」でした。 祈りがいつ答えられるかについて悩まないでください。 私たちの時には答えられません。神の時に答えられるのです。 私たちの祈りの答えは、私たちが予想もしていない「前夜」に訪れます。 イスラエルの民はエリコの町を何周したでしょうか。 6周目までは何も起こりませんでした。 7周目をまわったとき、奇跡が起こりました。 目に見えるしるしもなく、祈った通りに答えられないとしても、 心配しないでください。 祈りの答えは「前夜」になされるからです。 ナアマン大将がヨルダン川に6度入ったときまでは、いやされませんでした。 7度目にヨルダン川に入ったときに、重い皮膚病はいやされました。 エリヤが6度祈ったときまでは、空には何の変化もありませんでした。 7度目に祈りはじめたときに、雲が現れ、彼は大雨の音を聞きました。 ペトロはその前夜、どのような状況にいたでしょうか。 二人の兵士の間で寝ていました。 ペトロは逃げられないように二本の鎖でつながれ、 二人の兵士が隣で番をしていました。 外にはだれがいたでしょうか。番兵たちが戸口で牢の監視をしていました。 これらはペトロが脱出することは絶対に不可能だったということを意味しています。 神は私たちに奇跡を体験させるために、時には逃げ場もない状況に私たちを置かれます。 そして、人の手や世の方法ではなく、神の方法での問題解決を経験させてくださいます。 不可能な状況のせいで挫折しないでください。 寄りかかる壁がないからと言って涙を流さないでください。 進展がないからといって悩まないでください。 あなたの計画に合わないからといって、絶望したりあきらめたりしないでください。 私たちが信じて祈るなら、神が神の時に働いてくださいます。 私たちが祈り、待つならば、神が「前夜」に答えてくださいます。 世界を変えるリバイバルの前夜を待ち望みつつ。