土の器

宮本牧師のブログ

情報過多

現代は情報過多な時代です。メディアは革命的で爆発的な進歩を遂げています。しかし、それをコントロールできなくなった世界が、価値観の多様化という言葉のもとに、本当に大切なものを見失っているのではないでしょうか。アブラハムが暮らしていたカルデアのウルも、ハランも、当時の文明の先端を行く都市であり、多くの偶像が乱立し多様化する社会でした。多くの人が、時間とエネルギーを、第二義的なものに奪われ、疲れ果ていたのです。しかし、ほんとうに無くてならぬものは多くはありません。アブラハムは、その良い方を選びました。そして、それは彼から奪ってはならないものでした。私たちも、この情報過多の時代に踊らされないで、アブラハムのように天幕を張るような生活を求め、祭壇を築くことにもっと熱中すべきです。何ものにもとらわれず、必要以上にこだわらず、約束の国をめざして旅する旅人として生き、その行く先々に祭壇を築くのです。アブラハムの祝福の源泉がそこにあったように・・・。「アブラムは・・・主のための祭壇を築き、主の御名を呼んだ。」