土の器

宮本牧師のブログ

ちがいとの出会い

十人十色といいますが、イエスが選ばれた12人は12色の個性派集団でした。政治的には左派もいれば、右派もいました。漁師もいれば、徴税人も学者もいました。ここに教会の原型を見ることができますが、それはまさに「ちがいとの出会い」ということができるでしょう。聖書には、選ばれた弟子たちの名前が二人ずつ一組で紹介されていますが、彼らはいつもペアで遣わされたのです。一人ではなく二人です。「あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら」です。確かに、弟子たちは、まだまだ工事中であって、ぶつかり合い、批判し合い、傷つけ合うことも、足を引っ張り合うこともありました。しかし、キリストのいのち、本性、愛の浸透を受け、イエスを中心に愛の共同体を形成していったのです。彼らは互いに愛し合い、祈り合い、励まし合い、仕え合い、尊敬し合い、信じ合い、高め合い、赦し合い、ちがいを認め楽しむことのできる、ちがいのわかる男たちになりました。教会とはそういう場所なのです。 今日から京都では聖イエス会の年会聖会が開催されます。主の導きと豊かな祝福を祈ります。