土の器

宮本牧師のブログ

思い巡らす

来年の「日々の御言葉」の原稿が出来上がりました。編集に協力してくださった先生方、ありがとうございました。 私はロゴス社から出版されている「日々の御言葉」と「デボーションガイド」の両方の出版に関わらせていただいていますが、それぞれの持ち味があり、読者のニーズもあることなので、教会なり、個人なりで、どちらを使うか選択していただければよいと考えています。とにかく一人でも多くの人に聖書を読んでほしいというのが率直な気持ちです。 さて、来年から、デボーションガイドがリニューアルされ、3年で1度、新旧約聖書が通読できるサイクルになります。正確には、旧約1回、新約2回で、1日にすれば1章から2章ということになります。これまで1年に1回のペースに何度も挫折された方も、きっと無理なく通読をしていただけると思いますので、ぜひチャレンジしてください。それに併せて、「日々の御言葉」の通読のサイクルも、デボーションガイドと同じになりますので、みんなで一緒に聖書通読に挑戦しましょう。「日々の御言葉」「デボーションガイド」、どちらもリーズナブルな価格になっています。この機会に併せてお求めください。ちなみに「日々の御言葉」は、ヨハネ会部がヨハネ会員のために出版している冊子です。ヨハネ会のみなさんは、ぜひ自分で買ってご利用ください。 中には、1年に1回、聖書を読むのがあたりまえになっている方もいらっしゃると思いますが、そういう方は、今まで通りでもOKですし、この機会に少しペースをゆるめて、御言葉の黙想をする時間を増やされるのも大きな恵みだと思います。ぜひ取り組んでください。 以下、来年の「日々の御言葉」の巻頭の言葉より。 「主の教えを愛し、その教えを昼も夜も口ずさむ人。」(詩編1の2) 「一人でも多くの方に聖書に親しんでいただきたい」との願いから、『日々の御言葉』が発刊されるようになって25年目を迎えます。今日まで、ヨハネ会をはじめ、中学生からマリア会、ヨセフ会に至るまで、多くの方に愛用していただいていることを嬉しく思います。今年も毎日のデボーションの友としてご利用ください。 「主の教え(御言葉)を愛し・・・口ずさむ人」は幸です。「口ずさむ」とは、単に暗唱するということではなく、「思い巡らす」「黙想する」という意味が含まれています。それは牛などの反芻動物が一度飲み込んだものを口内に戻し、それを再び飲み込むという一連のプロセスです。牛は、このようなプロセスを7回もくり返し、草などの食物が持つ栄養分を最大限に摂取するのです。私たちが御言葉に向かう姿勢もそれと同じです。心の思いを御言葉に集中させ、じっくりと思い巡らし、何度も味わいながら、御言葉の持つ霊的な栄養分を吸収していきましょう。 「その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。」(詩編1の3)