土の器

宮本牧師のブログ

ただ、ひと言

メッセージ 「ただ、ひと言」 聖書 マタイによる福音書8章5〜13節 マタイによる福音書シリーズ(27) 8:5 さて、イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、 8:6 「主よ、わたしの僕が中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます」と言った。 8:7 そこでイエスは、「わたしが行って、いやしてあげよう」と言われた。 8:8 すると、百人隊長は答えた。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。 8:9 わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 8:10 イエスはこれを聞いて感心し、従っていた人々に言われた。「はっきり言っておく。イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。 8:11 言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。 8:12 だが、御国の子らは、外の暗闇に追い出される。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」 8:13 そして、百人隊長に言われた。「帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。」ちょうどそのとき、僕の病気はいやされた。 今日はメッセージの初めに、京都の聖会で、ヘブライ大学の総長先生が話してくださった「神殿を建てよう」とのお勧めを10分ほどのダイジェストで見ていただきました。神の選びの民であるユダヤ人と私たち異邦人クリスチャンが、一つの場所に集い、一つの御言葉をシェアし、同じ信仰と祈りをささげられるとは何とすばらしいことでしょう。これが私たちの建てようとしている神殿なのだと強く思わされました。それは木や石で作られた建造物ではなく、イエス・キリストを土台とし、預言者使徒たちの言葉、その信仰の上に建て上げられていく信仰の共同体です。