土の器

宮本牧師のブログ

洗足

さて、イエスは、弟子たちの足を洗ってしまうと、上着を着て、再び席に着いて言われた。「わたしがあなたがたにしたことが分かるか。あなたがたは、わたしを『先生』とか『主』とか呼ぶ。そのように言うのは正しい。わたしはそうである。ところで、主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない。わたしがあなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示したのである。---ヨハネ13の12〜15 日曜日の聖会の午後に開かれた聖書箇所です。十字架の前夜、キリストがなさった洗足の行為とその意味について話してくださいました。ヨハネは師である主であるイエスのその行為を、フィルムに上映するかのように詳細に、リアルに記しています。雷の子という不名誉なニックネームをつけられていた激情の人ヨハネは、やがて愛の化身と呼ばれる聖徒に変えられました。ヨハネの手紙は、どのページにも愛が満ちています。愛の人でなければ、あの手紙を書くことはできません。それはヨハネが十字架のもとで神の愛の現実を見た人であったからでした。あえて付け加えるなら、あの夜、彼自身がイエスに足を洗ってもらった弟子であったからではないでしょうか。足を洗っていただいた経験を持つ人だけが、だれかの足を洗ってあげることができるのです。イエスの模範に従って。