土の器

宮本牧師のブログ

神の家族

聖書はモーセに率いられてエジプトを出た民についてこんなことを言っています。コリント人への手紙一10章1節以下、「わたしたちの先祖は皆、・・・同じ霊的な食物を食べ、皆が同じ霊的な飲み物を飲みました。」そうです。同じ霊的な食べ物を食べたという経験が、イスラエル共同体を形成し、やがて教会を形成して行きます。つまり神の家族ができたのです。考えてみると、聖書の中に、食事の場面が異常に多いのは、そのためなのかも知れません。

アブラハムは神の使いとも知らずに旅人をもてなし宴を設けました。出エジプトの物語では、過越の食事が描かれています。福音書を読めば、最後の晩餐は有名ですが、マタイやザアカイ、ラザロの家でも食事会が開かれています。放蕩息子の譬えなど、宴会を話題にした譬えも多くあります。それは神の家族を作りたいという神の願い、神の招きなのではないでしょうか。イエスはあなたにも神の家族になってほしいと願っておられるのです。